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廃用症候群

人間の体は日々の活動によって成り立っており、使わない状態が続くと想像以上に肉体的・精神的に衰えてしまいます。
このような活動低下による機能の衰えを廃用症候群といい、健康な人でも1週間で20%、2週間で40%、3週間で60%といったペースで衰えは悪化していきます。

廃用症候群の症状は全身の至るところに表れ、筋肉や皮膚、心臓や消化器など、様々な肉体的機能が徐々に弱まっていくのと同時に、精神的にも影響を及ぼすようになります。
特に、高齢者の場合は廃用症候群が起きやすく、寝たきりの状態が続くような要介護者は通常よりも早い速度で症状が進行していきます。
また、若年者に比べて、高齢者は一度起きた廃用症候群を改善するのが難しく、元の身体機能を取り戻すためには多大な時間を要しますので、廃用症候群を未然に防ぐことが大切です。

介護が必要な状況でもできる限りのことは要介護者自身でこなすようにし、日々の活動を向上させることが主な対策となり、もしも廃用症候群の症状が見られるような場合は早めに衰えを食い止められるように、介護者が配慮する必要があります。

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