介護技術について About care technology

介護技術について

介護には必要不可欠! 要介護者に負担をかけない技術力

介護に必要なのは、介護に関する知識や技術だけでなく、人と接するためのコミュニケーション能力など、様々な面で適切な対応が要求されます。しかし、その中でもやはり一番重要視されるのは介護する際の技術力であって、当然ながら要介護者の方に出来るだけ負担のかからないスムーズな介護技術が求められます。

この介護技術にとても重要なのがボディメカニクスといわれる技術で、物理的や力学的な点から人間の体に作用する力の相互関係が鍵となります。ボディメカニクスにはいくつかの原則があり、それぞれの仕組みをしっかりと理解することで、余計な力をかけずに介護を行うことができます。

ボディメカニクスの原則
支持基底面(体の中心に対する足と足の間隔)を広くする
要介護者の重心を低くする
介護者と要介護者の重心を近づける
てこの原理を活用する
要介護者の体を小さくまとめる
重心移動のしやすい状態にする

ボディメカニクスでは、以上のような点をうまく活用することで介護に要する無駄な力を排除し、介護者の腰痛といった身体的疲労の解消が期待できるだけでなく、要介護者の本来の力を最大限に引き出すことができます。このような無理のない自然な介護こそが一番望ましい介護技術であるといえます。

このほかにも、聴力が衰えていて耳があまり聞こえない方を介護する場合、出来るだけ大きな声で話すのはもちろんですが、それに加えて身振り手振りで表現するといった細かい気配りも介護技術の1つとしてはとても重要です。

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