
現在の日本では「親の介護は子が行う」といったことが基本となっており、近年の核家族の増加の影響を受けて、介護の人手不足が深刻化しています。
こうした背景から、介護を目的としたサービスがいくつも登場し、施設や在宅での介護をはじめ、一日単位で介護が受けられるデイサービスなど、今では様々な種類があります。
これらの介護サービスはケアマネージャーと呼ばれる介護支援専門員によって細かく管理され、依頼者からの相談や介護サービスに関する計画、事業者との連絡・調整など、全てを取りまとめる重要な役割を担っています。
ケアマネージャーは介護保険法に定められている公的資格で、特定の法定資格の下で5年以上の実務経験を積んだ上で「介護支援専門員実務研修受講試験」を受ける必要があり、試験の合格者だけがケアマネージャーになるための研修を受講することができます。
このように、介護保険制度による介護サービスは厳しい条件の中から選ばれたケアマネージャーによって管理されていますので、安心して任せることができますし、プロの手を借りられるということはとても大きな意味があります。
素人が介護を行うと想像以上に負担がかかるので、無理な介護を続けるのではなく要介護認定を受けて、介護サービスを利用することも考慮しておきましょう。